『菜根譚』の言葉

○〔事業を成功させる〕のは大抵〔素直で機転の効く人物〕であり、〔事業を失敗させる〕のは決まって〔強情で融通の効かない人物〕である。

○ 〔君子〕は、〔鷹（佇んでいる姿は眠っているよう）や虎（歩く姿は病人のよう）〕のように〔才知や才能をひけらかしてはならない〕。

○ 〔物事を観察する〕なら〔対象と一体になるまで見よ〕、そうすれば〔本質に迫ることが出来る〕。

○ 〔質素な暮らし、枯淡の境地〕に在ってこそ、〔人間本来の心に立ち返ることが出来る〕。

○ 〔形（現象）だけに捉われている〕のでは、〔その真髄に迫ることは出来ない〕。

○ 〔手を着ける時〕には、〔先ず手を引くこと（損；失敗）〕を考えよ。

○ 〔素朴の中〕にこそ、〔真の味わいがある〕。

○ 〔最も難しいもの〕は、〔最も平易なものから生まれる〕。

○ 心に〔執着〕が無ければ〔欲の世界〕も〔仙郷〕となるし、心に〔執着〕が有れば〔楽しみの世界〕も〔苦しみの世界〕となる。

○ 〔平凡な生活の中〕にこそ、〔人生の本当の楽しみがある〕。

○ 〔拙（技巧）を捨てる〕ことによって、〔進歩もし成就もする〕。

○ 〔外物（現象；現実）に支配されない〕ならば、失敗にもくよくよしない。

○ じっくりと機の熟すのを待つべきである。

○ 〔人生の海を渡る上で欠かすことの出来ない２つの浮き袋〕とは、〔縁に任せること（仏家）〕と〔地位に安んずること（儒家）〕である。

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