西郷南洲翁の言葉2
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文明というのは道義、道徳に基づいて事が広く行われることを称える言葉である。


  罪を再び繰り返さないようにすることを根本の精神とする。


  税金を少なくして国民生活を豊かにすることこそ、国力を高めることになる。


  収入の範囲内で支出を押える、収入の範囲で事業を制限する、このことを一身をかけて守り、定められた予算を超えてはならない。


  常備する軍隊の人数も、また会計予算の中で対処すべきである。


  道義を守り恥を知る心を失うようなことがあれば、国家を維持することは決して出来ない。


  正しい道を踏み、国を賭けて、倒れてもやるという精神が無いと、外国との交際はこれを全うすることは出来ない。


  国が外国からはずかしめを受けるような事があったら、たとえ国が倒れようとも、正しい道を踏んで道義を尽くすのは政府の務めである。


  自分はまだ足りない処があると考える処から始めて、下々の言うことも聞き入れる。


  どんなに良い制度や方法でもそれを行なう人が立派な人でなければ上手く行われない、自分が立派な人物になるよう心掛けるのが何より大事なことである。


  道というものは天地自然の道理であるから、学問の道は『敬天愛人』を目的とし、自分を修めるには己れに克つということを心掛け、自分を慎み戒めることが大事なことだ。


  己れに克つということの真の目的は「意なし、必なし、固なし、我なし」我がままをしない、無理押しをしない、固執をしない、我を通さない、ということだ。一般的に人は自分に克つことによって成功し、エゴ(自我)を愛する(自分本位に考える)ことで失敗するものだ。


  自分に克つということは、普段から精神を奮い起こして自分に克つ修行をしていなくてはいけない。


  理想を大きくして、自分に打ち克つことに努めよ。


  男子は、人を自分の心の中に呑みこむ位の寛容さが必要で、人に呑まれては駄目である。


  天を敬い、自分を愛する心を以て人を愛することが大事である。



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