西郷南洲翁の言葉3
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生き方発見の場

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天を相手にして自分の誠を尽し、人の非を咎めるようなことをせず、自分の真心の足らないことを反省せよ。


  自分さえよければ良い(自我;エゴ)というようなことは、してはならない。


  精一杯道を行い、道を楽しみ、もし困難な事に遭ってこれを乗り切ろうと思うならば、いよいよ道を行い、道を楽しむような境地にならなければならぬ。


  命もいらぬ、名もいらぬ、官位もいらぬ、金もいらぬ、というような始末に困る人でなければ、困難を共にして、一緒に国家の大きな仕事を大成することは出来ない。


  人をあっと言わせるようなことをしてその一時だけ良い気分になることを好むのはまだまだ未熟な人のすることで、独りを慎むということが大切である。


  普段から道義(人の踏み行うべき正しい道)を踏み行っている人でなければ、ある事柄に出遭った時、立派な対策は出来ない。


  策略は、普段は用いてはならない。


  人に対しては、常に公平で真心で接するのが良い。


  聖人賢者になろうとする気持ち(誠意)を持って聖人賢者の書を読み、心身に体験するような修業をすることが大切である。


  心から従うことが出来るものは、唯一つ  真心だけである。


  本当のチャンスというのは道理(人の踏み行うべき正しい道)を尽くして行い、時の勢いをよく見極めて動くという場合のことだ。常日頃から国や世の中のことを憂える真心がなくて成功した事業は、決して長続きしないものである。


  才識と真心とが一緒になった時、すべての事は立派に出来上がる。


  君子の心は、いつも爽やかなものである。


  学問とは、事に当って必ずこれを捌くことの出来る才能(普段の準備)のあることである。



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