『菜根譚』の言葉2
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93.平民も(あえ)て徳を()え恵みを施さば便ちこれ無位の公相(こうしょう)なり、士夫(高位高官)も(いたずら)に権を貪り(ちょう)()らば(つい)有爵(ゆうしゃく)(きつ)(じん)となる。


  126.人の(いつわ)り(ペテン)を(さと)るも言に(あらわ)さず、人の侮りを受くるも色に動かさず、此の(なか)に無窮の意味ありまた無窮の受用あり。


  127.逆困窮(逆境や貧困)はこれ豪傑をV煉(かれん)するの一副の()(すい)(溶鉱炉)なり、能くそのV煉(かれん)を受くれば則ち身心(こもご)も益し、そのV煉(かれん)を受けざれば身心(こもご)も損す。


  155.事を謝する(引退の潮時)は当に正盛の時(全盛を極めている時)に謝すべし、身を()くは宜しく独後の地(人の行きたがらない所)に居くべし。


後集

  7.鳥語(ちょうご)虫声(ちゅうせい)も総てこれ伝心の(けつ)なり、()(えい)草色(そうしょく)も見道の(ぶん)に非ざるはなし、学ぶ者は天機(てんき)(せい)(てつ)(きょう)()玲瓏(れいろう)にし(心を澄まし)て物に触れて皆会心の処あらんこと(真理を学び取る)を要す。


  22.(えん)(はし)(せい)()く(権勢者に取り入る)の(わざわい)は甚だ惨にしてまた甚だ(すみや)かなり、(てん)()(いつ)を守る(無欲にのんびり暮らす)の味わいは最も淡にしてまた最も(なが)し。



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