○〔兵士〕に対しては、普段から〔温情を以て教育する〕と共に〔軍律を以て統制をはかる〕必要がある。(孫子)
○
〔戦上手〕は、〔敵・味方・地形〕の三者を十分に把握しているので、行動を起してから迷うことが無く、戦いで苦境に立たされることが無く、常に不敗である。(孫子)
○
〔戦上手〕は、〔敵をかく乱することに巧み〕であり、敵が万全の態勢を整えて攻めて来たら、敵の最も重視しているところを奪取する。(孫子)
○
〔作戦の要諦〕は、何よりも先ず〔迅速〕を旨とし、〔意表〕を衝いて攻める。(孫子)
○
〔兵士〕は、〔絶体絶命の窮地〕に立たされると〔恐怖を忘れ必死になって戦う〕ものだ。(孫子)
○
〔戦上手〕は、〔全軍を一つにまとめて自由自在に動かすことが出来る〕。(孫子)
○
〔兵士〕には〔作戦計画〕を知らせる必要は無い。(孫子)
○
〔全軍を絶体絶命の境地〕に追い込んで死戦させることが、〔将帥の任務〕である。(孫子)
○
〔諸外国の出方〕を読みとって置かなければ、前もって〔外交方針〕を決定することが出来ない。(孫子)
○
〔兵士〕を〔絶体絶命の窮地〕に追い込み、死地に投入してこそ、初めて活路が開ける。(孫子)
○
〔作戦行動の要諦〕は、〔敵の狙いにはまった振りをしながら、機を捉えて兵力を集中し、敵の一点に向けることである〕。(孫子)
○
最初は処女のように振る舞って敵の油断を誘い、次に脱兎の如き勢いで攻め立てれば、敵は防ぎきることは出来ない。(孫子)
○
〔名君名将〕は、常に慎重な態度で〔戦争目的の達成〕に努める、有利な情況・必勝の態勢で無ければ作戦行動を起さず軍事行動に乗り出さない。(孫子)
○
〔明君賢将〕が〔戦えば必ず敵を破る〕のは、〔相手に先んじて敵情を人間を使って探り出すからである〕。(孫子)
○
〔敵の情報を探り出す〕のは〔間者(スパイ)の働き〕によるが、〔間者(スパイ)〕には5種類ある。
◆
郷間(敵国の領民を使って情報を集める)
◆
内間(敵国の役人を買収して情報を集める)
◆
反間(敵の間者を手なずけて逆用する)
◆
死間(死を覚悟の上で敵国に潜入し、偽の情報を流す)
◆
生間(敵国から生還して情報をもたらす)
○
〔君主〕は、5種類の〔間者(スパイ)〕の使い方を十分に心得て置かなければならない、これらの内最も重要なのが〔反間〕なので、その待遇は特に厚くしなければならない。(孫子)
○
〔間者(スパイ)〕には、全軍の中で最も信頼の置ける人物を選び、最高の待遇を与えなければならない。(孫子)
○
〔明君賢将〕のみが、優れた智謀の持ち主を〔間者(スパイ)〕に起用して大きな成功を収めるのであり、これこそ〔用兵の要〕であり〔全軍の拠り所〕である。(孫子)
○〔国を治める要点〕は、〔時代の勢いを機敏に察知することにある〕。(原 敬)
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