『言志四録』の言葉3
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急迫は事を(やぶ)り、寧耐(ねいたい)は事を成す。<A130


  (けい)を読む時に(あた)りては、(すべか)らく我が遭う所の人情事変を()りて注脚と()すべし。事を処する時に臨みては則ち須らく(さかしま)に言語を把りて注脚と做すべし。事理(じり)融会(ゆうえ)して、学問は日用を離れざる意志を見得(けんとく)するに(ちか)からん。<A140


  臨時の信は功を平日に(かさ)ね、平日の信は効を臨時に収む。

  俄かの出来事をうまく処理して信用を勝ち取り、その功績が土台になって平日の信用がますます加わる場合がある。また、平日の信用があるために、時に臨んで手柄を顕すこともある。<A149


  虚実強弱を弁じて、而る後(ざい)投ず()し。時世習俗を知って、而る後(せい)(ほどこ)()し。<179


  一物の是非を見て大体の是非を問わず、一時の利害に(かかわ)りて久遠(きゅうえん)の利害を察せず、(まつりごと)を為すに()くの如くなれば、国(あやう)し。<A180


  処し難きの事に遇わば、盲動することを得ざれ、須らく()の至るを(うかが)いて之に応ずべし。<A182



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