『言志四録』の言葉7
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戦伐(せんばつ)の道は、(はじめ)に勝つ者は将卒必ず驕る、驕る者は怠る、怠る者は或いは終に(じく)す。<C119


  財を賑わすは租を免ずるに如かず、利を興すは害を除くに如かず。<C131


  (がん)(けつ)の心を抱く者にして以って台閣に居る可く、礼楽の(じつ)()る者にして以って将帥に任ず可し。

  山中の岩屋の中に棲み世を超越した心を持っている者こそ、内閣に列して天下の重きに任じて立派な政治を執ることが出来る。また、礼儀を心得て身を慎み心を和らげる音楽の実際を弁えた人こそ、始めて大事を統率する大将に適任である。<C133


  人情の向背(こうはい)は、(けい)(まん)とに在り。<C151


  慎独の工夫は、当に身の稠人広坐(ちゅうじんこうざ)の中に在るが如きと一般なるべく、応酬の工夫は、当に閑居(かんきょ)独処(どくしょ)の時の如きと一般なるべし。<C172


  仁者は己れを以って己れに克ち、君子は人を以って人を治む。<C173


  敬を持する者は火の如し、人をして畏れて之れを親しむ可からしむ。敬せざる者は水の如し、人をして狎れて之に溺る可からしむ。

  敬⇒①自分としては慎み、②他人に対しては敬う、③純一無雑な心的状態。<C174


  心は現在なるを要す、事未だ(きた)らざるに(むか)()からず、事(すで)()けるに追う()からず。<C175



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