『言志四録』の言葉9
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石重し故に動かず、根深し故に抜けず、人は当に自重を知るべし。<C222


  幼を育つるの方は、則ち宜しく其の自然に従って之を利道(りどう)すべし、助長して以って生気(せいき)(そこな)うこと()くば可なり。<C230


  人の過失を責むるには十分を要せず、宜しく二三分を余し、()れをして自棄に甘んぜず以って自ら新たにせんことを(もと)使()むべくして()なり。<C233


  (せき)(ぜん)(げん)(もっと)も宜しく(そん)以って之を(いだ)すべし、絮叨(じょとう)すること勿れ、讙呶(かんどう)すること勿れ。

  善き事をせよと責める言葉は、なるべく(へりくだ)って言うべきである、くだくだしく言うな、やかましく言うな。<C234


  无妄(むぼう)(さい)は、智術を以って(まぬか)()からず、一(せい)()を把って以って槌子(ついし)と為すに()くは()し。<C235


  恩を売ること勿れ、恩を売れば(かえ)って(うらみ)()く。(ほまれ)(もと)むること勿れ、(ほまれ)(もと)むれば(すなわ)(そしり)を招く。<C247


  人才(おのおの)用処(ようしょ)有り、概棄(がいき)すべきに非ざる。<C251


  人情、吉に(おもむ)き凶を避く、(こと)に知らず、吉凶は是れ善悪の影響なるを。<C252


  凡そ晩年為す所は皆収結(しゅうけつ)の事なり、古語に、「百里を行く者は九十里を(なかば)とす」と、(まこと)に然り。<C257



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