『言志四録』の言葉11
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得意の事多く失意の事少なければ其の人知慮を減ず、不幸と謂う可し。得意の事少なく失意の事多ければ其の人知慮を長ず、幸と謂う可し。<D33


  青天白日は、常に我に在り。

  青天白日というものは、常に自分自身にあるのであって、自分の外にあるのではない。<D57


  ()るに目を以ってすれば則ち暗く、視るに心を以ってすれば則ち(あきらか)なり、聴くに耳を以ってすれば則ち惑い、聴くに心を以ってすれば則ち(そう)なり、言動も亦同一理なり。<D71


  人は須らく快楽なるを要すべし、快楽は心に在りて事に在らず。<D75


(きょう)()(せい)(かい)なれば、則ち人事の百艱(ひゃくかん)も亦()せず。

  胸の中が清々しく心地よいならば、世間に起こるあらゆる困難も何ら行き詰まることなく処理して行ける。<D76


  寒暑・栄枯は天地の呼吸なり、苦楽・栄辱は人生の呼吸なり、即ち世界の活物たる所以なり。<D87


  災祥は是れ順逆の数、弔賀は是れ相待の詞、之を本始(ほんし)に帰すれば即ち弔賀(ちょうが)も無く又(さい)(しょう)も無きのみ。<D88


  世事は当に行雲流水の如くなるべし、心事は当に(ろう)(げつ)清風(せいふう)の如くなるべし。<D109



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